「建築中から強い家」
材料が木材だからといって、強度が弱いわけではありません。
「木造住宅は、台風がきたら飛ばされる」と思っている、
親御さん、ご親戚の方々、多いのも沖縄縄あるあるです。
先ずは、ひと昔と違って材料が違います。
柱やパネルにある刻印と青いシール。
よくよく見てみると【JASのマーク】マークが印されてます。
JASマークは、品位、成分、性能等の品質についてのJAS規格(一般JAS規格)を
満たす食品や林産物などに付されます。


認証事業者は、製造施設の維持管理や品質管理、生産行程管理の実施状況などが引き続き十分であるかについて、
登録認証機関の定期的な監査を受けながら、JAS規格を満たしていることを確認し、製品にJASマークを付けます。
※http://www.maff.go.jp/j/jas/jas_kikaku/ 農林水産省のHPから引用
この規格に適合しているという事は、強度などが保証されている=「安心」「安全」の見える化です。
使われている柱・梁は「集成材」です。
一見、張り合わせで「弱い」と思われる方々も多いですが、
プレカット技術により、より強度をだすことができ、公共建築で大活躍。

木には1本1本特徴があり、外側に節があったり、中に節があったりと
みなバラバラ。個性があってよいのですが、空洞があるのかないのかわからないのも悩ましい。

「集成材」は、そういった節など弱いところをカットして、
強度が強い部分だけを合わせた材料。
なので、建物の大きさに合わせて、大きくすることも可能。


機械化により、より精密に仕上がる材料。



とはいえ、最後は職人の目で品質をチェックし、現場へと丁寧に運ばれます。


家づくりには、見えない所から、沢山の知恵と技術と人が携わっている、
ということ知って頂けたらと。
建築中を知ると、家への想いもひとしおです。