最近、プレカット工場へ行く機会が増え、
木造の奥深さをより知る事ができています。
頑強な構造を実現するための重要なポイントは、
接合金具を施工する際に、柱や梁の断面欠損を少なくする点にあります。
特に沖縄は台風対策として、引き抜きの力に強い工法が効きます。
従来の一般的な木造在来軸組工法では、柱と梁の仕口加工として、
通し柱に二方向以上の彫り込み(断面欠損)がおこなわれ、部分的に強度が弱くなってしまいます。
木の家GreenHouseでは金物を使用し、断面欠損を最小限に抑えることができます。
県内では、まだ2割しか金物工法は採用されていないそうです。
金物に合わせて組み立てていくので、柱や梁に負担がかかりにくく、
施工手間もかかりにくいです。大工さん喜びます。
家はまだまだ人の手で造られているのが現状で、
「金物工法」という技術を取り入れて、
匠でも若き職人でも差のない、安心住まいをご提案したいと思います。